高岡市議会 1994-06-04
平成6年6月定例会(第4日目) 本文
議案第57号 高岡市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
議案第58号
高岡市民病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
議案第60号
工事請負契約の締結について
(
環境サービス職員棟改築工事) 及び
議案第63号 財産の取得について
(
廃棄物収集専用車両)
の以上、予算議案3件、条例議案2件、その他議案2件の計7件であります。
審査の結果、全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の過程における主な質疑について申し上げます。
まず、
市民病院事業の設置等に関する条例に関し、
病床の有効利用を図る見地から、結核病床の一部を一般病床に変更するが、これに伴い病棟の工事の必要があるのかとの質疑に対し、結核病棟は、一般病棟と隔離する必要があるため、遮断扉の取りつけ位置を変えるだけで区分できるとの答弁がありました。
次に、
国保会計補正予算及び
国民健康保険税条例に関し、
保険税適正賦課及び
収納率向上特別対策事業は、具体的にどのように取り組むのかとの質疑に対し、滞納者の実態調査に基づく分析をはじめ、県外徴収を実施するとともに、市民に理解と協力を求めるため、リーフレットを作成し、口座振替への加入促進や屋外広告塔を設置し、啓発・PRに努めていく。また、職員研修や収納体制の充実を図り、徴収用の車両を購入するとの答弁があり、
また、国保年金課の職員は、納税課の職員と
違い徴税吏員の資格がなく、納税課との連携を十分図っていくとしても、実際に徴収事務に当たるのは納税課であることから、果たして6億円余にも上る滞納金の整理は成果が期待できるのかとの質疑に対し、収納率の向上を図るため、福祉保健部のほか財政管理部を含めた
特別対策本部を設置するとともに、納税組合の活性化にも取り組んでいくとの答弁があり、
また、
滞納者対策は、もっと根本的な取り組みが必要ではないかとの質疑に対し、
保険税適正賦課及び
収納率向上特別対策事業では、滞納者の実態を調査し、分析するとともに、対策本部を設置することにより、より一層努力していくとの答弁があり、
また、
国民健康保険法第75条では、「都道府県及び市町村は国保事業に対し、補助金を交付し又は貸付金を貸し付けることができる」と規定している。しかし、自治省は、財政支援的な制度以外の一般会計からの安易な繰り入れを慎むように指導しているが、法律と指導をどのように考えているのかとの質疑に対し、法律は、「国保事業の被保険者の健康の保持増進又は保険給付のための健康教育などの保健施設等に対して補助することができる」としており、安易な繰り入れを想定していないものと解釈している。また、自治省の指導は、税の引き下げには繰り入れはできないものとしており、県内9市においても、制度以外の繰り入れをしているところはないとの答弁があり、
また、国保事業の安定のため、保険者、被保険者、医療機関がそれぞれ努力する必要があると考える。保険者である市として、どのような努力をするのかとの質疑に対し、国保事業の安定を確保するため、収納率の向上や
健康づくり事業の推進に努めていくとの答弁があり、
また、今回の改正は、基金の全額取り崩しや収納率の向上策に努めていく当局の努力姿勢により、引き上げ幅が当初より低くなったが、次年度以降も厳しい財政運営が強いられるのではないかとの質疑に対し、次年度以降も加味しながら改正を行ったが、今後とも、健全な財政運営に努めていくとの答弁があり、
また、県支出金の増額を県に対して働きかけてはどうかとの質疑に対し、県内市町村で構成する
国保連合会から県に対して申し入れをしており、今後とも、同会を通じて働きかけていくとの答弁がありました。
なお、
委員外議員から、本市の
国保加入世帯割合の高さや構造的な内容、低所得者・
市民税非課税世帯に対する所得割を課税する考え方、社会保障の面からの一般会計の繰り入れについての質疑がありました。
続いて、討論について申し上げます。
いずれも、議案第55号及び議案第57号に賛成の立場からの意見であります。
まず、国保事業を安定的に運営していくには、
国保加入者の推移や療養費の状況等を把握する必要がある。そのためには、的確に数値をとらえられ、十分な分析をされるよう要望するとの意見や、
保険税適正賦課及び
収納率向上特別対策事業に取り組まれることは評価するが、収納率の向上は目標数値ではなく、実効のあるものとされたい。また、税負担の軽減を図るため、一般会計からの繰り入れを検討されたいとの意見や、
今回の改正は、国の制度上の問題点が多いことや市の財政状況を見たとき、やむを得ないものと考える。今後の国保事業・財政を安定的に運営するための改善策として、収納率の向上に成果が上がるよう取り組むこと。県外他市の状況を見ると、一般会計からの繰り入れがなされており、本市においても検討すること。県支出金の増額を図るため、
国保連合会、
県内市長会、
国保担当者会議などを通じて県に要請すること。国保制度は、退職者や老人の加入率が高く、構造的に問題が多いことから、制度の改善を図るため、議会としても国に働きかけるが、市としても国に積極的に働きかけをされるよう要望するとの意見や、
平成6年度の収支見込みを提示された以降、国保財政・事業をどのように安定的に運営をしていくかを観点に会派内で議論をしてきた。収支見込みの4億 6,200万円余の歳入不足を補うには、市として、
収納率アップのための
滞納者対策にどのように取り組むのか。不況による経済環境下にあって、
国保加入者にどの程度負担してもらうのか。
財政調整基金の取り崩しは妥当なのか。市の財政状況を見たとき、一般会計からの繰り入れはどうか。さらに、全国的に見ても、一市町村で安定的な事業運営が困難になっている今日、国保制度の充実改善を国に対してどのように働きかけていくのかなど多面的に検討をしてきた。この結果、今回の改正はやむを得ないと判断したが、市としても、これまで以上に収納対策に取り組まれるとともに、医療費の適正化を推進され、
財政調整基金の趣旨を踏まえ、市の財政状況を勘案して、安定的な事業運営を図るためにも、基金を積み立てられるよう要望するとの意見や、
国保の
加入世帯構成を見ると、毎年 500人程度の老人の増加や低所得者が多いことなど、構造的な仕組みにより国保財政は厳しい状況にある。今後とも、収納率の向上に取り組まれるとともに、一般会計からの繰り入れを検討されたい。また、国保制度の充実・改善には全国的に取り組む必要があると考えるとの意見がありました。
次に、請願について申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
請願第21号
国民健康保険税の引き上げの取り止めと制度の改善について
の1件であります。
本請願は、
全国平均並みに一般会計から3億 5,000万円を繰り入れること。国保税を大幅に引き下げること。税の
支払い困難者に実効ある減免基準を条例で設置すること。傷病手当金・出産手当金の実現を目指して必要な金額を試算すること。県支出金の大幅増額、国庫負担を総医療費の45%以上や事務費を
全額国庫負担に戻すことを求めること。財政改革の一環として起債の借りかえにより支払い利息の軽減を図ることを願うものであります。
審査の結果、全会一致で不採択とすべきものと決しました。
以下、審査の過程における質疑については、特に委員からはなく、
委員外議員から一般会計からの繰り入れの考え方についての質疑がありました。
次に、討論について申し上げます。
請願に不採択の立場から、
請願項目の中には、国に対して国庫負担の増額要望や事務費の
全額国庫負担を求めることについては賛成できるものもあるが、請願の趣旨は、税の
大幅引き下げを願意とするものであり、不採択とせざるを得ない。
国保会計は相互扶助を原則としており、加入者にある程度の負担を求めることはやむを得ないものと考える。しかし、加入者の税負担の軽減を図るとともに、市町村の国保財政が依然として厳しい状況に置かれていることは十分承知しており、国保事業の
長期安定確保のため、議会として、国に働きかけをしていくことにしている。当局においても、国保制度の充実改善に向け、積極的に取り組まれるよう要望するとの意見や、
また同じく不採択の立場から、
請願の趣旨には賛同できる項目もあるが、補正予算と条例に賛成した以上、残念ながら税の引き上げを取りやめることを願う本件は賛成できない意見がありました。
以上をもちまして、
民生病院常任委員会の審査結果並びに経過の報告といたします。
5 ◯議長(村本正三君)
民生病院常任委員長 山沼成敏君の報告が終わりました。
次に、
経済消防常任委員長 中島 司君より報告をお願いいたします。
〔
経済消防常任委員長(中島 司君)登壇〕
6
◯経済消防常任委員長(中島 司君) 今次6月定例会において、
経済消防常任委員会に付託されました議案の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案54号 平成6年度高岡市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管分
の予算議案1件であります。
補正の内容は、商工費の高岡市
オフィスアルカディア企業誘致委員会を中心とする
企業誘致活動費であります。
審査の過程での質疑や意見などは特になく、審査の結果、全委員異議なく全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、簡単でありますが、
経済消防常任委員会の審査経過並びに結果の報告といたします。
7 ◯議長(村本正三君)
経済消防常任委員長 中島 司君の報告が終わりました。
次に、
建設水道常任委員長 二上桂介君より報告をお願いいたします。
〔
建設水道常任委員長(二上桂介君)登壇〕
8
◯建設水道常任委員長(二上桂介君) 今次6月定例会において、
建設水道常任委員会に付託されました議案の審査経過の概要並びに結果について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案第54号 平成6年度高岡市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管分
議案第59号 高岡市
下水道条例
議案第61号
工事請負契約の締結について
(
成美雨水幹線第1号工事)
議案第64号 財産の処分について
議案第65号 市道路線の認定及び廃止について
以上、予算議案1件、条例議案1件及びその他議案3件の計5件であります。
審査の結果、これら5件については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、審査の過程における主な質疑について申し上げます。
まず、予算議案に関して、
御旅屋第一街区市街地再開発事業における
オタヤ開発株式会社への出資について、市は20%を出資しているが、そのほかの出資者の内訳はどのようになっているのか。また、
オタヤ開発株式会社は、藤井助役が社長となった第三
セクター方式となっており、この会社への出資について、市の基本的な考え方はとの質疑に対し、出資者の割合については、地権者が約40%、
キーテナントである大和が20%、金融機関が20%、
商工会議所が1%、そして市が20%となっており、今回の補正は、
オタヤ開発株式会社の資本金が 8,000万円から3億円に増資されるのに際して、本市の出資割合に応じた負担額となっている。
また、出資について市の基本的な考え方は、御旅屋第一街区市街地再開発事業は、
本市中心市街地の活性化を図るため、核となる重要事業であり、地権者はもとより、
商工会議所、金融機関の協力のもと、積極的推進に向け取り組んできたものであるとの答弁があり、
さらに、今後、市は、これ以上の出資を考えているのかとの質疑に対し、このような
大型プロジェクトでは、長期にわたる返済計画が必要であることから、自己資本として3億円程度は必要であり、今回の増資となったものであるが、これ以上の増資があったとしても、市からの出資は考えていないとの答弁がありました。
また、条例議案については、
下水の水質基準に関して、
下水道条例の改正に伴って、新たに13項目の水質基準が設けられたが、これに該当する
特定事業場から排除される下水についてはどうなっているのかとの質疑に対し、市内には、
特定事業場は 256社あり、今回の改正に伴う
対象事業場は6社となっている。これら事業場に対しては、既に3月に立ち入りを行い、排除基準を守るよう指導を行ったところであるとの答弁がありました。
以上をもちまして、
建設水道常任委員会の審査結果並びに経過についての報告といたします。
9 ◯議長(村本正三君)
建設水道常任委長 二上桂介君の報告が終わりました。
次に、
総務文教常任委員長 畠 起也君より報告をお願いいたします。
〔
総務文教常任委員長(畠 起也君)登壇〕
10
◯総務文教常任委員長(畠 起也君) 今次6月定例会におきまして、
総務文教常任委員会に付託されました議案及び請願の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。
まず初めに、議案について申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案第54号 平成6年度高岡市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管分
議案第66号 高岡市
土地開発公社定款の変更について
以上、予算議案1件、その他議案1件の計2件であります。
審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものといたしました。
以下、審査の過程における主なる質疑、意見について申し上げます。
まず、
一般会計補正予算に関し、
麻生谷地内における
遺跡発掘調査は平成7年度で完了する予定と聞いているが、調査のおくれによって
主要地方道小矢部・伏木港線の
道路改良工事が遅延する可能性はないのかとの質疑に対し、麻生谷地内における
埋蔵文化財発掘調査については、平成4年度に試掘調査を行った結果、本調査が必要となったため、3カ年事業で発掘調査を行うこととなった。計画的に発掘調査を進め、平成5年度は 1,100平米、6年度は 1,400平米、7年度は 2,000平米の調査を行う予定であり、この調査による
道路改良工事への影響はないと考えているとの答弁がありました。
次に、
地域少年少女サ-クル活動促進事業費が計上されているが、実施箇所はどこか。また、この事業を実施していくに当たっては、地域のボランティアの方々の協力が必要になってくるが理解は得ているのかとの質疑に対し、この事業は、少年少女が学校週5日制等を活用して、学校や
社会教育施設を利用し、地域の社会人等の指導のもとに異年齢集団等の交流、体験活動や学習機会の充実を図りながら、
各種サ-クル活動を総合的に推進することを目的とした県の委託事業である。今年度は本市のほか14市町村で実施され、本市では成美・二上・国吉の各公民館及び
戸出児童センタ-の4カ所で実施する。この事業の実施に当たって、児童クラブ・母親クラブ・PTA・
児童センタ-等の協力を得て小・中学生が心身ともに健康で、体験を通して人々に触れ合い、幅広い活動や学習ができるよう各地区においてそれぞれ計画がなされている。この事業は今年度が最終年度であることから、これが生涯学習につながっていくことを期待しているとの答弁がありました。
続いて、その他議案に対する質疑について申し上げます。
高岡市
土地開発公社の定款の変更が行われるが、改正の主なる内容は何かとの質疑に対し、公有地の拡大の推進に関する
法律施行令等の改正により、市街地再開発事業、
観光施設事業の用に供する用地取得を行うことができる
土地開発公社の範囲が、従来は
都道府県公社及び
政令指定都市公社のみであったものが、一般の市の公社まで拡大したこと、また、社会資本の整備を進めていく上で、公共的事業に必要な土地を円滑に先行取得することの重要性が高まっていることから、
土地開発公社の業務範囲として、いわゆる商業・業務用地の造成事業を追加したことが主な改正内容であるとの答弁がありました。
続いて、
請願第20号 消費税の
税率引き上げ反対、廃止の
意見書採択について申し上げます。
本請願は、1つには、いかなる名称・形式にかかわらず、消費税の増税・
税率引き上げは行わないこと。2つには、消費税の
食料品非課税を直ちに実施すること。3つには、消費税を廃止することを内容とする意見書の採択を願意とするものであります。
起立採決の結果、反対多数で不採択とすべきものといたしました。
続いて、審査過程での意見について申し上げます。
この請願に対し賛成の立場から、
政府税制調査会は、21日に所得減税の先行実施と消費税率の引き上げを軸とした税制改革を求める答申を行ったところであるが、この請願については、何度も提出されており既に論点が明らかとなっている。この請願には若干の問題はあるものの、おおむね請願の願意には賛同できるという意見や、
この請願に対し反対の立場から、
この種請願は、前回、前々回と続けて提出されており、その都度議論を重ねてきている。消費税は既に定着してきており、バランスのとれた税体系の構築、高齢化に伴って必要となる国民負担の必要性等からいって、国民の理解を得て消費税の
税率引き上げもやむを得ないのではないかと考えているとの意見や、
また、同じく反対の立場から、
本格的な高齢化社会を迎え現行税制での対応が困難となってきている。2項目の
食料品非課税については理解できるが、他の項目については賛同することはできないという意見があったのであります。
以上をもちまして、
総務文教常任委員会の審査結果並びに経過の報告といたします。
11 ◯議長(村本正三君)
総務文教常任委員長 畠 起也君の報告が終わりました。
以上をもちまして、各
常任委員会の審査結果並びに経過についての報告が終わりました。
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質 疑
12 ◯議長(村本正三君) これより、
委員長報告に対する質疑入ります。
別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。
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討 論
13 ◯議長(村本正三君) 次に、討論に入ります。
通告がございますので、発言を許します。26番 土谷 昭君。
〔26番(土谷 昭君)登壇〕
14 ◯26番(土谷 昭君) 私は、議案第55号 平成6年度高岡市
国民健康保険事業会計補正予算及び議案第57号 高岡市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例について反対し、請願第21号
国民健康保険税の引き上げの取り止めと制度の改善についてと請願第20号 消費税の
税率引き上げ反対、廃止の
意見書採択について、賛成の立場から討論をいたすものであります。
まず最初に、
国民健康保険事業にかかわる議案と請願についてでありますが、
国民健康保険事業は、戦前の戦争政策を遂行する必要からつくられた旧国保法から、戦後は世界にも誇れる新憲法の基本理念に基づき、
社会保障制度の一環として、国にも県にもこの事業の運営が健全に行われるようにと義務づけられたのが現行国保法であります。しかし、自民党政府に引き続く連合政府のもとで、国庫補助率の引き下げなどで、国保制度そのものが崩壊の危機にもつながりかねない深刻な状況に追い込まれています。
国保税が重税のために払いたくても払い切れないものとなっており、全国的にも収納率は94.1%と大きな問題となっています。政府は、このような現状に対して補助率をふやすなど、
国民健康保険法の本来の目的の立場に立ち返るのではなく、国民健康保険特別対策補助金として 1,451万 6,000円を支出しましたが、これは重税のため払いたくても払い切れない市民に納税を強く求める対策費であります。こんな残酷な酷税があるでありましょうか。
今さら申し上げるまでもなく、本市の国保税は全国的に見ても高い方からトップの位置にあります。富山市よりも1人当たり1万円も高いものになります。地方自治体の使命は、「住民の安全、健康及び福祉を保持する」と地方自治法第2条で定められているように、住民の苦しみを守るとりでとしての役割を果たすことであります。全国の多くの自治体では、国の悪政から住民の暮らしを守るために、苦しい一般会計から繰り入れを行っています。全国の1人当たりの繰入額は、平成4年度 7,512円、本市に置きかえれば総額3億 5,000万円になります。本市では、前市長時代から1億 2,000万円繰り入れられていたものを、平成4年度から全額削減したのであります。さきの個別質問で、私は、せめて
全国平均並みの繰り入れを行い高い国保税の引き上げを抑えることを求めたのに対し、市長は、「国保運営の状況と市行財政全般を眺め、総合的観点から努力してきたところである」と答弁されました。今まで、繰り入れされていたものを全額削減をして、何をもって努力と言えるのでありましょうか。真意をはかりかねるものであります。
さらに、今後は制度以外の安易な一般会計からの繰り入れについては慎むようにとの国からの指導もあり、行う意志のないことを明らかにされています。全国の自治体では、安易な一般会計からの繰り入れを行っているのでは決してありません。また、国保法第4条によっても、富山県も責任の一端があります。平成4年度、全国都道府県の市町村に対する補助金は、
国保加入者1人当たり 1,290円に対し、富山県は 192円、これを全国平均にするだけで、1人当たり 1,100円の国保税の引き下げにつながるのであります。富山県に対して、佐藤高岡市長の強いリーダーシップによる働きかけが求められています。
国保制度は、相互扶助の制度である。また、国の補助金と保険税で賄うという国保財政の基本原則を踏まえ、国保運営を図っていくとする市長の考え方は、
国民健康保険事業の本来の目的からも外れ、国保加入世帯の50%以上の世帯が
市民税非課税世帯でありますが、これらの低所得者にも重い負担を求めるものであり、
国保加入者の暮らしの実態から見ても、極めて冷たい市政と言わざるを得ません。
次に、請願第20号について、賛成の立場から討論をいたすものであります。
政府の税制調査会は、去る21日に消費税率の引き上げを柱とする税制改正の答申を羽田首相に提出をしましたが、消費税増税は連立与党にとって公約違反であります。選挙で有権者に何を約束しようと、当選してしまえば紙くず同然どころか、公約と正反対のことをやっても許されるならば、そもそも代議政治は成り立ちません。まして事柄は、国民生活に耐えがたい苦しみをもたらす大増税であります。我が党は、民主主義と国民生活を守る立場から、この大増税計画の撤回を強く主張するとともに、解散、総選挙で直ちに国民に真を問うことを要求します。答申は、本格的な高齢化に対応するには、国民に対して一般的な税負担の増加を求めていくことが必要などとしていますが、消費税が高齢化社会のためでも何でもないことは、加藤税調会長自身が「ああ言えば一般の人にはわかりやすいから、消費税の本来の意義はそういうものではない」と語っていたことでも明らかであります。
それは、消費税導入後の予算を見れば歴然としています。93年度までの5年間の消費税収入の累計は約29兆円、国庫に入る分だけでも18兆円であります。ところが、政府が高齢化社会のためと言うゴールドプランの予算の累計は 6,700億円、消費税収入のわずか 3.7%にすぎません。その一方、在日米軍への思いやり予算は、この間の増額分だけで 9,147億円、ゴールドプランの累計を優に超えています。そればかりか、消費税導入後にも、1989年の年金の再改悪、1991年の老人医療費の再値上げなど、社会保障、福祉の一層の改悪が強行されています。今国会においても、入院給食費を患者負担にする健康保険法の改悪や厚生年金、共済年金の改悪が企てられています。高齢化社会のためと言って消費税を導入しておきながら、お年寄りの福祉は改悪の連続であります。我が党がさきに発表した「新日本経済への提言」で高齢化社会を財政的に支え切れなくなるようなことはないことを明らかにいたしております。同時に軍拡と大企業の利益優先の政治、経済の仕組みを福祉重視型に切りかえるなら、高齢化社会は立派に支えられることを具体的試算を示して明らかにしています。税制について言うなら、多数の引当金や準備金の名目で、大企業の利益隠しを手厚く合法化するなどの大企業、大資産家優遇の不公平税制こそ直ちに改善すべきであります。
以上をもって、討論といたします。
15 ◯議長(村本正三君) 19番 窪田正人君。
〔19番(窪田正人君)登壇〕
16 ◯19番(窪田正人君) 私は、社会クラブを代表いたしまして、議案第55号 平成6年度高岡市
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)及び議案第57号 高岡市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の2点について、賛成の討論を行います。
今回の改正は、国の制度上の多くの問題点を抱えているということや、あるいはまた本市の財政状況を見たときやむを得ないものというふうに考えるわけであります。しかし、この国民健康保険をこのままで若干の値上げをした後も引き続き放置をするということになれば、来年もまた値上げをしなきゃならない、そういう事態が予想されます。今後の国保事業あるいは国保財政を安定的に運営するため幾つかの改善策、努力が必要だというふうに思っています。そういう意味で、4点にわたってぜひ今後、市として努力をいただくということを要望いたしまして、賛成討論にしたいというふうに思います。
まず第1点目は、収納率の向上であります。この間の滞納総額は、既に御案内のとおり、6億数千万円に上っております。これを何とか収納率を上げようということで、それなりの努力をされているわけでありますが、しかし、決定的な有効打といいますか、成果は上げ得ていません。この間の今6月定例議会の議論やあるいは先般の
民生病院常任委員会での議論の中でも、当局は
特別対策本部を設置をして、財政管理部と共同で収納率の向上に努力をするということでありますけれども、ぜひ効果の上がるような方策で、具体的に収納率の向上に努めていただきたい。これが第1点目であります。
第2点目は、一般会計からの繰り入れの問題でございます。
国民健康保険法第75条では、「都道府県及び市町村は、
国民健康保険事業に要する費用に対し、補助金を交付し、又は貸付金を貸し付けることができる」と、こう規定をしているわけでありまして、法律的には十分一般会計からの繰り入れは可能でありますし、現に高岡市もこれまでやっていたわけでありますし、全国にも数多くの自治体で行われていることであります。しかし、自治省の強い指導というものがあるということもありますが、しかし、この自治省の通達を見ますと、第3点目の中でこのように言っているわけであります。「本事業の一般会計繰り出しは、累積赤字の解消、基金積み立て、保健施設事業の充実など中・長期的な国民健康保険財政の安定化に資するための措置に充てられることを期待するものであり──」これを期待しているんですね。「保険税の安易な引き下げに充てることを想定していない」。つまり、一般会計から繰り入れをして保険税を下げると、こういうことではだめですよというふうに言っているわけで、これがまさに安易な繰り入れなわけでありまして、高岡市の場合は、税率を上げているわけでありますから、一般会計の繰り入れは十分可能というふうに考えるわけであります。ぜひこの繰り入れに努力をいただきたい。
第3点目は、制度上の問題でありますので、国への要望をさらに強化をしていただきたい。本日の本会議の中で、議会としてでも国に対して意見書を提出しながら制度の改善を要望することにいたしております。とりわけ、この間の退職者あるいは老人の加入率が年々増加をするという中で、制度の欠陥が明らかになってきておるわけであります。ぜひ国への制度上の改善を働きかけていただきたい。
次に、4点目は、県への働きかけの強化であります。
先ほど言いましたように、法第75条でも規定をしているように、県も当然補助をすべきであります。しかし、先ほどの指摘にもありましたとおり、富山県は全国的に見ても、県から市町村への補助金は大変少ないわけであります。ぜひ増額に努力をいただきたい。市長会や
国保連合会、いろんな手だてを使ってぜひ努力をいただきたい。特に、県に対しては、この医療費の抑制についてぜひ努力をいただきたいというふうに思うわけです。「国民健康保険の実態」という本が、中央の
国保連合会から出ております。この平成5年度版によりますと、平成5年度版というのは、平成4年度の集計であります。これを見ますと、1人当たり療養諸費費用額は、富山県の9市の平均が18万 9,580円、石川県の市の平均が17万 9,146円、福井県が15万 8,838円。つまり、富山県と石川県では1人当たり1万円違うわけです。福井県に及んでは1人当たり3万円違うわけであります。高岡市の
国保加入者の数は4万 6,000人。1万円の差の石川県まで落とすとすると、総体で4億 6,000万円。3万円になりますと13億 8,000万円の財源が出てくるわけでありますので、値上げをしなくても十分対応できるということから、ぜひこの医療費の抑制について県に対して指導をお願いをしていただきたい。
この4点をお願い申し上げまして、賛成討論といたす次第であります。
17 ◯議長(村本正三君) 13番 新田長正君。
〔13番(新田長正君)登壇〕
18 ◯13番(新田長正君) 私は、自民クラブを代表いたしまして、ただいま議題となっております全議案に対しまして、賛成の立場から討論を行います。
今次6月定例会では、国保事業・財政をどのように安定的に運営していくかについて、議会は大いに議論をしてきたところであります。
この討論の場におきまして、議案第55号 平成6年度高岡市
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)及び議案第57号
国民健康保険税条例の一部を改正する条例に対する我々自民クラブの見解を申し述べたいと思います。
今回の改正は、地方税法の改正や国保財政の過去の収支状況及び平成6年度の収支見込み、医療費の状況等を勘案して措置され、1人当たり調定額が前年度比4.97%増の伸びとなっております。
自民クラブとしては、平成6年度の収支見込みを提示された以降、政策審議会や総会を幾度となく開き、本市の国保財政・事業をどのように安定的に運営をしていくのかの観点から大いに議論をしてきたところであります。収支見込みの4億 6,200万円余の歳入不足を補うには、市として、1番、
収納率アップのための
滞納者対策にどう取り組むのか。2番、不況による経済環境下にあって、
国保加入者にどの程度負担してもらうのか。3番、
財政調整基金の取り崩しは妥当かどうか。4番、市の財政状況を見たとき、一般会計からの繰り入れはどうか。さらには、5番として、全国的に見ても、一市町村で安定的な事業運営が困難になっている今日、国保制度の充実改善を国に対してどのように働きかけていくのかなど、多面的に検討を重ねてきました。
こうした議論・検討の結果、今回の改正は現状ではやむを得ないと判断いたしましたが、市としても、これまで以上に収納対策に取り組まれるとともに、医療費の適正化を推進され、自民クラブの提言によって設置しました
財政調整基金の趣旨を踏まえ、市の財政状況を勘案して、安定的な事業運営を図るためにも、今回取り崩しをされた基金を積み立てられるよう要望いたすものであります。
以上、国保事業に対する見解を申しべましたが、佐藤市長におかれましては、厳しい財政環境下でありますが、経済動向や景気回復に向けた国・県の施策に十分留意され、行財政運営の健全性に配意されるとともに、的確な対応を図られますよう要望いたしまして、自民クラブを代表しての賛成討論といたします。
19 ◯議長(村本正三君) 以上で、討論を終結いたします。
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採 決
20 ◯議長(村本正三君) これより、議案の採決を行います。
まず、
議案第55号 平成6年度高岡市
国民健康保険事業会計補正予算(第1号) 及び
議案第57号 高岡市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
以上2件を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
21 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。
よって、議案第55号及び議案第57号の2件は、いずれも委員長の報告のとおり可決されました。
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22 ◯議長(村本正三君) 次に、残りの議案の
議案第54号 平成6年度高岡市
一般会計補正予算(第1号) 及び
議案第56号 平成6年度高岡市
老人医療事業会計補正予算(第1号) 並びに
議案第58号
高岡市民病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 から
議案第61号
工事請負契約の締結について
(
成美雨水幹線第1号工事)まで 及び
議案第63号 財産の取得について
(
廃棄物収集専用車両) から
議案第66号 高岡市
土地開発公社定款の変更について まで
以上10件を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
23 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第54号、議案第56号及び議案第58号から議案第61号まで並びに議案第63号から議案第66号までの10件は、いずれも委員長の報告のとおり可決されました。
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24 ◯議長(村本正三君) 次に、請願の採決を行います。
請願第20号 消費税の
税率引き上げ反対、廃止の
意見書採択について
を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、不採択であります。
本件は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
25 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。
よって、請願第20号は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。
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26 ◯議長(村本正三君) 続いて、
請願第21号
国民健康保険税の引き上げの取り止めと制度の改善について
を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、不採択であります。
本件は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
27 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。
よって、請願第21号は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。
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議 題 の 宣 告
28 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第2 議案第62号を議題といたします。
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除 斥
29 ◯議長(村本正三君) 地方自治法第 117条の規定により、16番 江尻正洋君の退席を求めます。
〔江尻正洋君退席〕
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委 員 長 報 告
30 ◯議長(村本正三君) 本案に関する委員会の審査結果及び経過につきまして、委員長の報告を求めます。
建設水道常任委員長 二上桂介君より報告をお願いいたします。
〔
建設水道常任委員長(二上桂介君)登壇〕
31
◯建設水道常任委員長(二上桂介君) 今次6月定例会において、
建設水道常任委員会に付託されました議案の審査経過の概要並びに結果について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案第62号
工事請負契約の締結について
(山手2号雨水幹線第1号工事)
であります。
これは、伏木駅前地区周辺等の浸水解消を図るため、総延長 1,560メートルの山手2号雨水幹線のうち 172メートルを施工するものであります。
審査の結果、議案第62号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもちまして、
建設水道常任委員会の審査結果並びに経過についての報告といたします。
32 ◯議長(村本正三君)
建設水道常任委員長 二上桂介君の報告が終わりました。
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質 疑
33 ◯議長(村本正三君) これより、
委員長報告に対する質疑に入ります。
別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。
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討 論
34 ◯議長(村本正三君) 次に、討論に入ります。
通告がございませんので、これで討論を終結いたします。
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採 決
35 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。
議案第62号
工事請負契約の締結について
(山手2号雨水幹線第1号工事)
本案に対する委員長の報告は、可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
36 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第62号は、委員長の報告のとおり可決されました。
江尻正洋君の入場を認めます。
〔江尻正洋君入場〕
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追 加 議 案 の 上 程
37 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第3 議案第67号及び議案第68号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
38 ◯議長(村本正三君) 市長 佐藤孝志君より、提案理由の説明を求めます。
〔市長(佐藤孝志君)登壇〕
39 ◯市長(佐藤孝志君) ただいま、上程されました議案2件について、御説明申し上げます。
初めに、議案第67号 財産の取得については、(仮称)高岡おとぎの森公園の事業用地のうち、未取得地の一部を取得しようとするものであります。
次に、議案第68号は、固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意を求める件でございまして、織田幸市氏の任期が来る6月29日で満了いたしますので、新たに村上 明氏を選任いたしたいと存ずるものであります。
以上、提出議案の概要について御説明申し上げましたが、何とぞ、慎重御審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第であります。
40 ◯議長(村本正三君) 市長 佐藤孝志君の提案理由の説明が終わりました。
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委 員 会 付 託 の 省 略
41 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております案件のうち、議案第68号につきましては、人事案件でございますので、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第68号は、直ちに採決することに決定いたしました。
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採 決
43 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。
議案第68号 固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意を求める件
これは、村上 明君に係るものであります。
本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
44 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第68号は、これに同意することに決定いたしました。
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質 疑
45 ◯議長(村本正三君) 次に、議案第67号に対する質疑に入ります。
通告がございませんので、これで質疑を終結いたします。
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議 案 の 委 員 会 付 託
46 ◯議長(村本正三君) ただいま議題となっております議案第67号につきましては、お手元に配付してあります議案審査付託表のとおり、所管の
常任委員会に付託いたします。
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47 ◯議長(村本正三君) この際、付託議案の審査のため、しばらく休憩いたします。
休 憩
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休憩 午後2時03分
休憩 午後2時30分
────────────・─────────────・────────────
再 開
48 ◯議長(村本正三君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。
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議 題 の 宣 告
49 ◯議長(村本正三君) 議案第67号を議題といたします。
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委 員 長 報 告
50 ◯議長(村本正三君) 本案につきましては、休憩中に開催されました
常任委員会で審査が行われましたので、その審査結果及び経過につきまして、委員長の報告を求めます。
建設水道常任委員長 二上桂介君より報告をお願いいたします。
〔
建設水道常任委員長(二上桂介君)登壇〕
51
◯建設水道常任委員長(二上桂介君) 休憩中に開催をいたしました
建設水道常任委員会の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案第67号 財産の取得について
((仮称)高岡おとぎの森公園整備事業用地)
の1件であります。
審査の結果、議案第67号は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の過程における主な質疑について申し上げます。
高岡おとぎの森公園用地の所有者は68人であり、今回の取得者1人と前回までの取得者50人と合わせて51人となった。まだ、未契約の方が17人おられるが、同意は得られるのかとの質疑に対し、17人の地権者のうち、墓地の共同所有者が12人であり、残り5人のうち3人が代替地を希望しており、代替地の提供者との合意も間近である。他の2人は代替地希望者の3人と同時契約を希望しているとの答弁がありました。
以上をもちまして、
建設水道常任委員会の審査結果並びに経過の報告といたします。
52 ◯議長(村本正三君)
建設水道常任委員長 二上桂介君の報告が終わりました。
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質 疑
53 ◯議長(村本正三君) これより、
委員長報告に対する質疑に入ります。
別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。
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討 論
54 ◯議長(村本正三君) 次に、討論に入ります。
通告がございませんので、これで討論を終結いたします。
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採 決
55 ◯議長(村本正三君) これより、議案の採決を行います。
議案第67号 財産の取得について
((仮称)高岡おとぎの森公園整備事業用地)
について採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
56 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第67号は、委員長の報告のとおり可決されました。
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議員提出議案の上程
57 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第4 議員提出議案第5号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
58 ◯議長(村本正三君) 議員提出議案第5号 国民健康保険制度の充実改善に関する意見書について 大井 弘君より、提案理由の説明を求めます。
〔12番(大井 弘君)登壇〕
59 ◯12番(大井 弘君) 国民健康保険制度の充実改善に関する意見書の案文を朗読させていただいて、提案理由の説明にかえさせていただきます。
国民健康保険制度の充実改善に関する意見書
市町村が運営する国民健康保険制度は、他の保険の適用とならないものを包括的に適用するという我が国の国民皆保険体制の基盤として、また、医療保険制度の中核として地域住民の医療確保と保健向上に大きな役割を果たしている。
しかし、社会経済状況の変化による自営業者や農業者の減少傾向とともに、高齢者加入率の増大などの人口構造の変化による構造的な問題により運営が不安定なものとなってきており、市町村の国保財政は依然として厳しい状況に置かれている。
よって、政府におかれては、国民健康保険制度の
長期安定確保のため、次の事項について速やかに改善されるよう強く要望する。
記
1 国民健康保険制度の長期安定化を図るため、医療保険制度における制度間・保険者間の給
付と負担の公平化を基本とする制度の一元化など、抜本的な改革を推進すること。
2 医療給付に対する国庫負担率の改善を図るとともに、事務費の交付税措置の拡充を図り、
実質的に
全額国庫負担とすること。
3 老人医療費に対する国庫負担率の改善を図るとともに、老人医療拠出金の加入率上限を撤
廃すること。
4 医療費適正化対策を強力に推進すること。
5 葬祭費補助金制度を新設すること。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成6年6月24日
高岡市議会
提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣、自治大臣、以上。
60 ◯議長(村本正三君) 大井 弘君の提案理由の説明が終わりました。
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質 疑
61 ◯議長(村本正三君) これより、質疑に入ります。
通告がございますので、発言を許します。26番 土谷 昭君。
〔26番(土谷 昭君)登壇〕
62 ◯26番(土谷 昭君) 私は、ただいま提出されました議員提出議案第5号 国民健康保険制度の充実改善に関する意見書案について質疑をいたすものであります。
記の第4項において、医療費適正化対策を強力に推進することとなっていますが、どのような内容であるのか具体的に明確にしていただきたいのであります。
同時に、今国会において、政府は医療費の適正化対策の名のもとで、健康保険法を改悪し、公的医療保険制度の抜本的改悪を強行しようとしていますが、あわせて御見解を求めるものであります。
改悪法案は、入院給食費を保険外として患者負担にするものであります。疾病治療の一環としての入院給食の役割を否定をし、医療を受ける権利にお金のあるなしの差別を持ち込むことを意味します。健保改悪法案は、付き添い看護療養費制度の廃止も盛り込んでいます。看護に対する低い診療報酬や看護婦不足の事態をそのままにして、付き添い看護を廃止すれば、「お世話料」など他の名目による患者家族の負担を増大させるのは明らかであります。入院給食費に引き続き、風邪薬やビタミン剤など保険外しをねらっています。医療費の国負担を減らし、患者負担をますますふやそうとしています。国民の命と健康に冷たく、公的医療の破壊に道を開く健保改悪案であります。だからこそ日本医師会や栄養士会、医労連など多くの関係団体が反対し、全国 1,000を超える地方議会で健康保険法の改悪反対の意見書が上がっています。
連立与党と自民党、社会党、さきがけは、当面2年間だけ入院給食費を1日 600円にするという修正で合意し、審議も異状なものがあります。深夜、早朝委員会審議、与党の質問の放棄のもとで超スピードで進められています。欧米諸国で入院給食が有料化の国はありません。また、4人部屋で、差額ベッド代を患者に求めるのも先進国では日本だけであります。日本の国民の1人当たりの医療費は高いと言われておりますが、先進24カ国で17番目という低水準にあるのであります。政府は、高齢社会だからと医療費を削る政策を推し進めています。医療費適正化対策を強力に推進することを今の政府に求めることは、日本の公的医療保険制度の根幹を崩すことを求めることに通ずるのではないでしょうか。今、市民が求めているのは、日本のおくれている医療、福祉の充実であります。世界第2位の経済力を誇る豊かな日本であり、財源はあります。意見書案の、特に第4項について、圧倒的市民の立場に立ち危惧をいたすものであります。明快な御答弁を求めるものであります。
以上です。
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答 弁
63 ◯議長(村本正三君) ただいまの質疑に対する答弁を求めます。12番 大井 弘君。
〔12番(大井 弘君)登壇〕
64 ◯12番(大井 弘君) 26番 土谷議員の質疑にお答えいたします。
まず、記書きの第4項の「医療費適正化対策を強力に推進すること」につきましては、全国市議会議長会から国保制度の充実改善についての国への要望の一つとして取り上げていることは、土谷議員も御承知のとおりと思います。この具体的な内容につきましては、医療・保健・福祉の各分野との連携を図りつつ、特に高額医療費地域における事業の充実を図っていくものであります。
人口の高齢化の進行や医療技術の進歩などにより、今後とも国民医療費の増大は避けることが困難な状況でありますが、医療保障制度を安定的に維持していくためには、むだな医療費を排除し、医療費の効率的な使用を図ることにより、国民医療費の増大を適正な水準にとどめていくことが強く求められていると思います。
国民医療費は、保険料、公費、患者負担のいずれかで負担されており、いずれにせよ国民に帰着するものであります。このため、医師や医療機関の自由な選択や技術革新の成果を十分取り入れた医療サービスが保障されている現行支払い方式の長所を生かすとともに、国民医療費に係る国民の負担が過大とならないよう、医療需要増大の原因や医療供給の内容まで踏み込んだ医療費適正化のための施策を講じていくことが課題となっております。
具体的には、各市町村では、高医療の実態調査とその要因分析──これは、医療費の三要素としての、1人当たり診療費、受診率、1件当たり日数の分析でありますが、この要因分析やレセプト点検の充実・強化、国保制度と高医療の現状の周知、受診者への医療費通知、保健婦等による重複・多受診者への適正受診指導などの事業を実施しているところであります。
また、同じく市町村では、被保険者の健康の保持増進または保険給付のための保健施設事業として、健康教育をはじめ健康相談、健康診査、成人病その他の疾病の予防、健康づくり運動などを実施しているところであります。
ただいま、申し上げました諸事業をより充実するため、国に対してその充実・改善を求めていきたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。
次に、公的医療保険制度の改正に関する質疑に対してお答えいたします。
今回の健康保険法等の改正案は、入院時の食事負担導入と付き添い看護・介護の解消、在宅医療の推進を目指しているものであり、中でも、国保法本体に関する改正案には、社会福祉施設入所者の国保の適用市町村への特例、療養取り扱い機関など保険医医療機関などへの一本化、老健の第三者行為求償事務の
国保連合会への委託などが盛り込まれていますが、医療保険制度における制度間・保険者間の給付と負担の公平化を基本とする制度の一元化など、抜本的な改革が図られることを要望するとともに期待をしたいと思います。
以上で、土谷議員の質疑に対する答弁といたします。
65 ◯議長(村本正三君) 以上で、質疑を終結いたします。
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委 員 会 付 託 の 省 略
66 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
67 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第5号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
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討 論
68 ◯議長(村本正三君) 次に、討論を行います。
通告がございませんので、これで討論を終結いたします。
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採 決
69 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。
議員提出議案第5号 国民健康保険制度の充実改善に関する意見書について
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
70 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。
よって、議員提出議案第5号は、原案のとおり可決されました。
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議員提出議案の上程
71 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第5 議員提出議案第6号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
72 ◯議長(村本正三君) 議員提出議案第6号 定住外国人に対する地方選挙への参政権など人権保障の確立に関する意見書について 磨伊義広君より、提案理由の説明を求めます。
〔4番(磨伊義広君)登壇〕
73 ◯4番(磨伊義広君) 提出者を代表いたしまして、議員提出議案第6号の提案理由の説明を、案文の朗読をもってかえさせていただきます。
定住外国人に対する地方選挙への参政権など人権保障の確立に関する意見書
人権の保障は、世界の平和と安全につながるものであり、日本国民の願いである。
人権の国際化が叫ばれ、「内外人平等」をうたっている国際人権規約など、国際法の批准により定住外国人の待遇は徐々に改善されている。
しかし、納税義務をはじめ地域住民としての諸々の義務と責任を担い、果たしているにもかかわらず、
社会保障制度や選挙権などについては、日本国民と同等になっていないのが現状である。
国際化の進展に伴い、外国人が我が国住民として定住する傾向が増大しつつあり、定住外国人の地域社会における役割はますます大きくなるものと考えられる。
よって、政府におかれては、定住外国人に対する
社会保障制度や地方選挙への参政権など、人権保障を確立されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成6年6月24日
高岡市議会
なお、提出先は、内閣総理大臣、法務大臣、厚生大臣、自治大臣、以上であります。
議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
74 ◯議長(村本正三君) 磨伊義広君の提案理由の説明が終わりました。
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委 員 会 付 託 の 省 略
75 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。
本案につきましては、質疑、討論の通告がございませんので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
76 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第6号は、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。
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採 決
77 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。
議員提出第6号 定住外国人に対する地方選挙への参政権など人権保障の確立に関する意見書について
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
78 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。
よって、議員提出議案第6号は、原案のとおり可決されました。
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議員提出議案の上程
79 ◯議長(村本正三君) 次に、日程第6 議員提出議案第7号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
80 ◯議長(村本正三君) 議員提出議案第7号 農業農村対策に関する意見書について 新田長正君より、提案理由の説明を求めます。
〔13番(新田長正君)登壇〕
81 ◯13番(新田長正君) 議員提出議案第7号を提出者を代表いたしまして、案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。
農業農村対策に関する意見書
我が国の農業農村は、水田の持つ水資源の涵養、国土自然環境の維持・保全等、多面的な機能と地域経済の発展等にも大きな役割を果たしている。
しかし、政府は、昨年12月にガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意の受け入れを決定されたことは、我が国農業のみならず、関連する産業分野、さらには農村漁村社会の広範囲にわたり深刻な影響を与えるものと深く憂慮しているところである。今後、21世紀に向けた将来展望のもと、抜本的かつ強力な農業農村対策の確立に万全を期する必要がある。
よって、政府におかれては、農家が目標を持って農業生産に取り組めるよう、中期的かつ総合的な観点から諸施策の格段の充実強化等、次の事項を実現されるよう強く要望する。
記
1 国民食料の安定供給と食料の安定保障を実現するため、可能な限り国内農業生産の維持拡
大を図るべく食料自給体制強化の施策を講ずること。
2 平成6年産米の政府買い入れ価格は、稲作所得の最低保障と生産実費を償うよう現行価格
を引き上げるとともに、中期的な価格の安定を図ること。
3 生産調整を含めた米の需給調整、国民食料の価格・供給安定、在庫・備蓄の管理等、食糧
管理制度の基本を堅持すること。
4 平成7年度以降の転作対策については適地適作に立脚し、良質米生産地の地域特性を十分
発揮する仕組みとするとともに、生産者が営農の将来展望を持てるものとすること。
5 集落営農組織を地域農業の重要な担い手として位置づけ、支援対策の充実強化を図ること。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成6年6月24日
高岡市議会
なお、提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、農林水産大臣、食糧庁長官。
議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
82 ◯議長(村本正三君) 新田長正君の提案理由の説明が終わりました。
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質 疑
83 ◯議長(村本正三君) これより、質疑に入ります。
通告がございますので、発言を許します。26番 土谷 昭君。
〔26番(土谷 昭君)登壇〕
84 ◯26番(土谷 昭君) 私は、ただいま提出されました議員提出議案第7号 ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意に伴う農業農村対策に関する意見書案について質疑をいたすものであります。
本高岡市議会においては、昨年12月議会や6月議会では、米市場開放阻止の意見書が全議員の賛成のもとに採択されたのであります。それが、昨年12月、細川政権がガット・ウルグアイ・ラウンドで、米の市場開放を受け入れたのを受けるがごとく、ことしの3月議会でこのガット農業合意を受けた内容の「食糧と農業、環境を守り農村の活性化に関する意見書」が、私が反対をしましたが、可決をされたのであります。そして、本6月議会で同趣旨の意見書案が提出されたのであります。
圧倒的な農民や市民は、日本農業を根底から破壊するガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意に反対し、国会が批准を行わないことを強く求めています。世論と運動の発展によって、ガット農業合意反対、国会批准を阻止しなければなりません。それは十分可能であります。まさにこれからなのであります。
米輸入自由化反対は、国会が3度にわたって決議をし、それを構成する国会議員の圧倒的多数も前回の選挙で公約に掲げています。全国的にも 1,000を超える自治体で、また、富山県内でも、開かれておりました定例6月議会で、富山、氷見市、砺波、小矢部、新湊、魚津の各市議会で、また小杉、大島、大門、福光、福野、立山、入善の各町議会でも、ガット農業合意の国会批准反対の意見書が全議員一致で採択されています。
私は、3月議会に引き続き、なぜ高岡市の議会では、県内各自治体の意見書のように、ガット農業合意の国会批准反対ではなく、ガット農業合意を認めてしまった内容の意見書になるのか。提案者の新田議員をはじめ、でき得れば共同提出者の社会クラブの中島議員、民社党の山元議員、公明党の樋詰議員に、公党としての立場からの御答弁があればと期待するものであります。
以上であります。
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答 弁
85 ◯議長(村本正三君) ただいまの質疑に対する答弁を求めます。13番 新田長正君。
〔13番(新田長正君)登壇〕
86 ◯13番(新田長正君) 土谷議員さんの御質疑にお答えする前に、ただいま質疑の内容の中で疑問点がありますので、一応御了解を得たいと思います。
私は、先ほど、意見書を提出しました折には、表題として「農業農村対策に関する意見書」というようなことで御提案申し上げました。今の御質疑の中では、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意に伴うとありましたけれども、そういうことは言っておりませんので、御了解をお願いいたします。
それでは、土谷議員さんの御質疑にお答えいたします。
本市をはじめとする富山県は、全国トップクラスの圃場整備率を誇る生産性の高い水田を生かし、良質米生産県として、国民に対する食料の安定的供給という重要な使命を果してきております。
また、農業農村は、水田の持つ水資源の涵養、国土・自然環境の維持保全等多面的な機能を発揮するとともに、地域経済の発展等にも大きな役割を果たしてきております。これは、先ほども意見書の中で申し上げました。
このように、農業農村の果たす役割にかんがみ、我が高岡市議会においても、毎年、農業政策の確立や米市場開放阻止に関する意見書を政府、関係機関に対し提出してきたことは、土谷議員も御承知のとおりであります。
しかし、平成5年度産米の凶作と在庫不足による米の緊急輸入措置に加え、昨年12月に政府においてミニマム・アクセスの受け入れなど、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意の受け入れを決定されたことは、稲作農業のみならず、関連する産業分野、農山漁村の発展に至るまで、広範囲にわたり深刻な影響を与えるものと極めて憂慮しているものであります。
さて、土谷議員は、意見書案はガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意受け入れを前提としての対策となっているのではないかというような御質疑でございますが、決して受け入れを前提としたものではなく、今日の日本農業の現状は、後継者不足、低コスト化など極めて困難な状況にあり、このような厳しい状況下にある農業を建て直すには、国民挙げて食料の安定供給、国土保全など、将来展望を踏まえ我が国農業の再建、農村活性化施策の一日も早い実施を求め、農家が安心して農業に取り組めるよう、政府・関係機関に対して働きかけていくことこそが重要だと考えるのであります。
先ほど、共同提出者にもそれぞれ答弁を求められておりますが、この意見書案文につきましては、私ども各会派等とも調整の上、提出した次第でありますので、土谷議員におかれましても御理解の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、答弁といたします。
87 ◯議長(村本正三君) 以上で、質疑を終結いたします。
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委 員 会 付 託 の 省 略
88 ◯議長(村本正三君) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
89 ◯議長(村本正三君) 御異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第7号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
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討 論
90 ◯議長(村本正三君) 次に、討論を行います。
通告がございませんので、これで討論を終結いたします。
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採 決
91 ◯議長(村本正三君) これより、採決を行います。
議員提出議案第7号 農業農村対策に関する意見書について
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
92 ◯議長(村本正三君) 起立多数であります。
よって、議員提出議案第7号は、原案のとおり可決されました。
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93 ◯議長(村本正三君) この際、議事の都合により、しばらく休憩いたします。
休 憩
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休憩 午後3時05分
再開 午後3時17分
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再 開
94 ◯副議長(石灰昭光君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。
なお、議長にかわりまして、私が議長の職務を行いますので、よろしくお願いをいたします。
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議 事 日 程 の 追 加
95 ◯副議長(石灰昭光君) お諮りいたします。
ただいま市長より、議案第69号 監査委員の選任について同意を求める件が提出されました。
この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
96 ◯副議長(石灰昭光君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第69号を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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追 加 議 案 の 上 程
97 ◯副議長(石灰昭光君) 議案第69号を議題といたします。
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除 斥
98 ◯副議長(石灰昭光君) 地方自治法第 117条の規定より、20番 高山豊次君の退席を求めます。
〔高山豊次君退席〕
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提 案 理 由 の 説 明
99 ◯副議長(石灰昭光君) 市長 佐藤孝志君より、提案理由の説明を求めます。
〔市長(佐藤孝志君)登壇〕
100 ◯市長(佐藤孝志君) ただいま上程されました議案について、御説明申し上げます。
議案第69号は、監査委員の選任について同意を求める件であります。
これは地方自治法第 196条第1項の規定に基づき、議会議員のうちから選任する監査委員に高山豊次氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
何とぞ、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第であります。
101 ◯副議長(石灰昭光君) 市長 佐藤孝志君の提案理由の説明が終わりました。
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委 員 会 付 託 の 省 略
102 ◯副議長(石灰昭光君) ただいま議題となっております議案第69号につきましては、人事案件でございますので、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
103 ◯副議長(石灰昭光君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第69号は、直ちに採決することに決定いたしました。
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採 決
104 ◯副議長(石灰昭光君) これより、採決を行います。
議案第69号 監査委員の選任について同意を求める件
これは、高山豊次君に係るものであります。
本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
105 ◯副議長(石灰昭光君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第69号は、これに同意することに決定いたしました。
高山豊次君の入場を認めます。
〔高山豊次君入場〕
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監査委員就任あいさつ
106 ◯副議長(石灰昭光君) ただいま監査委員の選任に同意いたしました高山豊次君のごあいさつがございます。
〔20番(高山豊次君)登壇〕
107 ◯20番(高山豊次君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいまは、先輩議員、同僚議員皆さん方の御同意をいただきまして、監査委員に任命をいただき、まことに光栄に存じます。
大変非才な私でありますので、与えられました職務は大変重いものと感じておりますが、関係各位の御指導をいただきながら、誠実にこの職責を果たしてまいりたいと、このように念じております。今後ともひとつよろしくどうぞお願いをいたします。
本当にありがとうございました。(拍手)
108 ◯副議長(石灰昭光君) 高山豊次君のごあいさつが終わりました。
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議 事 日 程 の 追 加
109 ◯副議長(石灰昭光君) 議長 村本正三君から議長の辞職願が提出されております。
お諮りいたします。
この際、議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
110 ◯副議長(石灰昭光君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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議 長 の 辞 職
111 ◯副議長(石灰昭光君) 議長辞職の件を議題といたします。
本件は、地方自治法第 117条の規定により、村本正三君の退席を要する事件であります。
まず、その辞職願を職員に朗読させます。
〔職 員 朗 読〕
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辞 職 願
私儀、今般都合により高岡市議会議長を辞職いたしたいので、許可されるようお願いいたします。
平成6年6月24日
高岡市議会議長
村 本 正 三
高岡市議会副議長
石 灰 昭 光 様
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112 ◯副議長(石灰昭光君) お諮りいたします。
村本正三君の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
113 ◯副議長(石灰昭光君) 御異議なしと認めます。
よって、村本正三君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
村本正三君の入場を認めます。
〔村本正三君入場〕
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議 長 退 任 あ い さ つ
114 ◯副議長(石灰昭光君) ただいま辞職を許可されました村本正三君から退任のごあいさつがございます。
〔24番(村本正三君)登壇〕
115 ◯24番(村本正三君) このたび辞職をお認めいただきまして、この1年間本当に温かい御支援を賜りましたことを厚く厚く御礼を申し上げます。どうかこの後は、立派な後任をお選びくださいまして、高岡市勢の伸展に御尽力をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
この辺でやめていけばいいんでありますが、顧みますと、やはり1年間というものはいろいろございまして、先ほど名刺を数えましたら、7百数十枚、普通年間 100枚ほどあればいいんでありますが、やはり 700人を超える方々、それ以上の方々にお会いしたというわけであります。また、中央陳情やいろんな催し事に出かけて祝辞を申し上げたり、いろんなところへ顔を出したりして、大変我ながら驚くほど多彩な1年間でございました。南方から、シンガポールから、1年間捕虜で帰るときは大変長い1年でございましたが、議長の1年間というものは本当に短こうございました。しかしながら、その間市勢はたゆみなく伸展をいたしております。
考えてみますと、21世紀というのは大変な年でございます。今の少子家族で、2010年には高校生以下の人間が20何%も減るとか、あるいは今議会で大変問題になりました、いわゆる福祉、保健の問題にしましても、これはやはり高岡市としては3百数十億の金をかけて市民の医療、健康に努力をいたしておるわけでございまして、ノーマライゼーションの時代でございますので、弱い者には全力を尽くして応援をしてあげなければなりませんけれども、それに便乗いたしまして、甘えに乗っかっておるというような、いわゆる貴重な財源を蚕食するようなことがあってはならない、そういう福祉を克服していく、そういうこともこれから大切な生き方ではないかと思うのであります。
それから、これからは、やはり私の調べたところによりますと、日本海時代が再び何千年ぶりでやってくるというような気がいたすのでありまして、これからはアジアのダイナミズムが地球で大きく羽ばたく時代がやってくる。かつては、日本海時代の夜明けは能登半島から、前2世紀、日本に一番早くモンゴル民族の後裔であるところのクリカン族という武道集団が能登半島から日本に入ってきた。武器をつくる集団でありますが、それがいわゆる倶利加羅という語源になったと言われておりますが、あの倶利迦羅の御本尊は剣に竜であります。あれはヘビであります。かつて弘法大師とか泰澄大師が開いたと言われておりますが、古く古くさかのぼれば、そういうことであるという説が最近言われています。
まさに、古代史のロマンの時代を迎えておりますが、そうした中で、この日本海時代を迎える、いわゆるこの日本海時代の中で一番人口の集積の高いのは、やはり、この高志の国である。そういうことに思いをいたしますと、やはり一番日本で早く開けたんじゃないかというような気もいたすわけでありますが、それが封建的時代のいろんな政策のもとで大変去勢されたといいますか、大変おとなしゅうなりました。因循こそくだとか言われるような県民性になったわけでありますが、戦後はそれを逆転の発想をいたしまして積極的な県民性に変えていかねばならん。そういうような指導者の声がありまして、大分因循こそくから脱却をいたしているおるようであります。そういうやはり日本海時代の中で、日本海国土軸の花形は高志の国からというやはり生きがいを持って、これからは郷土の発展、北陸の発展、そういうものを図っていかなければならんと思う次第であります。
いろいろ申し上げたいことは続きますけれども、この辺ではしょります。何にしても、大変感慨の多い1年間でございました。どうもありがとうございました。どうか、この後の議長を助けて、また堀 市政を継がれましたところの佐藤市長を助けて、ひとつ皆様の御活躍と御健勝をお祈りいたしまして、私の退任のごあいさつさせていただきます。
どうもありがとうございました。(拍手)
116 ◯副議長(石灰昭光君) 村本正三君の御丁重なるごあいさつが終わりました。
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議 事 日 程 の 追 加
117 ◯副議長(石灰昭光君) ただいま議長が欠員となりました。
お諮りいたします。
この際、議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
118 ◯副議長(石灰昭光君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決定いたしました。
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議 長 選 挙
119 ◯副議長(石灰昭光君) 議長の選挙を行います。
選挙は投票により行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議 場 閉 鎖〕
120 ◯副議長(石灰昭光君) ただいまの出席議員数は36人であります。
これより、投票用紙を配付させます。
〔投 票 用 紙 配 付〕
121 ◯副議長(石灰昭光君) 投票用紙の配付漏れは、ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
122 ◯副議長(石灰昭光君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投 票 箱 点 検〕
123 ◯副議長(石灰昭光君) 異状なしと認めます。
これより、投票に移ります。
念のため申し上げます。投票は、単記無記名であります。
職員が議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、1番議員より順次投票をお願いいたします。
〔職員氏名点呼、投票〕
124 ◯副議長(石灰昭光君) 投票漏れは、ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
125 ◯副議長(石灰昭光君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
〔投 票 箱 閉 鎖〕
126 ◯副議長(石灰昭光君) これより、開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、開票の立会人に10番 中島 司君及び12番 大井 弘君を指名いたします。
よって、両君の立ち会いをお願いいたします。
〔開 票〕
127 ◯副議長(石灰昭光君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数36票 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち、有効投票 35票
無効投票 1票
有効投票中
23番 柳清利勝君 35票
以上のとおりでございます。
この選挙の法定得票数は9票であります。
よって、23番 柳清利勝君が議長に当選されました。
ただいま、議長に当選されました柳清利勝君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議 場 開 鎖〕
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議 長 就 任 あ い さ つ
128 ◯副議長(石灰昭光君) ただいま、議長に当選されました柳清利勝君のごあいさつがございます。
〔23番(柳清利勝君)登壇〕
129 ◯23番(柳清利勝君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいまは、先輩議員各位並びに同僚議員の温かい御推挙をいただきまして、ここに名誉ある高岡市議会の議長に当選させていただきました。心から厚くお礼申し上げる次第であります。とともに、その責任の重大さを痛感している次第でございます。
御案内のとおり、高岡市は、まちづくりを進めていく基本的な考え方として、総合計画基本構想に日本海側を代表する風格のある地方都市高岡の独自性を生かしたまち、富山県の西部の中心都市にふさわしいまちを目指し、市の内外を問わず高岡を愛する人々が、一人ひとりの思いの中にふるさと高岡のイメージを描き、高岡のために汗を流し、知恵を出しながら、「日本海側を代表する躍動と創造のまち高岡」を建設することとなっております。
都市の個性化が叫ばれている今日、私どもの議会の使命もますます重さを加えると思う次第であります。まだ厳しい経済環境の中にあり、経済動向につきましても、一部には回復の兆しが見えてきたというものの、その行き先にはなお予断を許さないものがあります。かかる重要な時期に当たりまして、月並みの言葉でございますけれども、もとより浅学非才の私は議長の重責を遂行し得るかどうか危惧の念を否めないところでございます。御推挙をいただきました以上、皆様方の御指導、御鞭撻をいただきながら、誠心誠意議長としての立場を汚さないようにその職務を全うする所存でございますので、何とぞ、議員各位、佐藤市長さんはじめ市当局の皆様におかれましても、一層の御支援を賜り、円滑な議会運営に御協力くださいますよう衷心よりお願いを申し上げまして、一言議長就任のあいさつにかえさせていただきます。
本当にありがとうございました。(拍手)
130 ◯副議長(石灰昭光君) 柳清利勝君の議長就任のごあいさつが終わりました。
それでは、議長と交代いたします。
柳清議長、議長席にお着きを願います。
〔副議長、議長と交代。柳清議長、議長席に着く。副議長 退席〕
131 ◯議長(柳清利勝君) これより、議長の職務を行います。
大変ふなれでありますが、よろしく御協力のほどをお願いいたします。
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議 事 日 程 の 追 加
132 ◯議長(柳清利勝君) 副議長 石灰昭光君より辞職願が提出されております。
お諮りいたします。
この際、副議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
133 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、副議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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副 議 長 の 辞 職
134 ◯議長(柳清利勝君) 副議長辞職の件を議題といたします。
本件は、地方自治法第 117条の規定により、石灰昭光君の退席を要する事件であります。
まず、その辞職願を、職員に朗読させます。
〔職 員 朗 読〕
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辞 職 願
私儀、今般都合により高岡市議会副議長を辞職いたしたいので、許可されますようお願いいたします。
平成6年6月24日
高岡市議会副議長
石 灰 昭 光
高岡市議会議長
柳 清 利 勝 様
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135 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
石灰昭光君の副議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
136 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、石灰昭光君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
石灰昭光君の入場を認めます。
〔石灰昭光君入場〕
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副議長退任あいさつ
137 ◯議長(柳清利勝君) ただいま辞職を許可されました石灰昭光君から退任のごあいさつがございます。
〔15番(石灰昭光君)登壇〕
138 ◯15番(石灰昭光君) 時、あたかもちょうど1年前の6月の24日に皆さん方の温かい御支援と賛同により貴重なる経験を私にお与えをいただきました。この1年間、私にとりましては、見るもの、聞くもの、やることすべてが新たな経験であり、貴重な体験であったと今、この場に立たせていただきまして、皆様のこの温かい御同情に対し厚く御礼を申し上げる次第であります。本当にありがとうございました。
この1年間紆余曲折はありました。その際、さきに退任されました村本前議長には並み並みならぬ御助力を賜り、この席をかりまして厚く感謝を申し上げたいと存じます。
また、先輩、同僚議員の皆様方にも温かい御支援と励まし、さらには御助言を賜りましたことを重ねて御礼を申し上げます。
また、佐藤市長さんをはじめ、助役さん、収入役さん、各部長さん並びに議会参与の皆様方には、私の至らない点を十分カバーしていただきましたことを、これも感謝の念にたえない次第でございます。
私にとりましては、この1年間、高岡の森、新高岡市美術館の完成、さらには高岡スポーツコア、テニス場、サッカー・ラグビー場の完成、長年の市民の懸案でございました御旅屋第一街区のセリオのオープン、さらには昨日も参加させていただきましたけれども、伏木外港のこれからの大きな柱となるであろうウラジオストク港と伏木港の定期客船の就航、昨年7月8日に第1船を迎えたわけでございます。その式典にも参加をさせていただきました。これら一つひとつを今思い出しますと、私の胸が痛くなる思いがするわけでございます。それほどこの1年間、私にとりましては貴重な経験であり、充実した1年であったと私は深く皆様方に感謝を申し上げる次第でございます。この上は、一議員になりまして、今までお与えをいただきましたこの経験を十分に発揮し、皆様方にさらに大きくお返しをしたいと存ずる次第でございます。当局におかれましては、これからさらに市民病院の改築等やらなければならない大きな諸問題が山積をいたしております。議員ともども一生懸命高岡市勢発展のために尽力することをさらにお誓いをいたしまして、退任のごあいさつとさせていただきます。
本当に1年間ありがとうございました。(拍手)
139 ◯議長(柳清利勝君) 石灰昭光君の御丁重なるごあいさつが終わりました。
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議 事 日 程 の 追 加
140 ◯議長(柳清利勝君) ただいま副議長が欠員となりました。
お諮りいたします。
この際、副議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
141 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、この際、副議長選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行うことに決定いたしました。
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副 議 長 選 挙
142 ◯議長(柳清利勝君) 副議長の選挙を行います。
選挙は投票により行います。
議場を閉鎖いたします。
〔議 場 閉 鎖〕
143 ◯議長(柳清利勝君) ただいまの出席議員数は36人であります。
これより、投票用紙を配付させます。
〔投 票 用 紙 配 付〕
144 ◯議長(柳清利勝君) 投票用紙の配付漏れは、ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
145 ◯議長(柳清利勝君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投 票 箱 点 検〕
146 ◯議長(柳清利勝君) 異状なしと認めます。
これより、投票に移ります。
念のため申し上げます。投票は、単記無記名であります。
職員が議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、1番議員より順次投票を願います。
〔職員氏名点呼、投票〕
147 ◯議長(柳清利勝君) 投票漏れは、ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
148 ◯議長(柳清利勝君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
〔投 票 箱 閉 鎖〕
149 ◯議長(柳清利勝君) これより、開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、開票の立会人に4番 磨伊義広君及び8番 竹沢康子君を指名いたします。
よって、両君の立ち会いをお願いいたします。
〔開 票〕
150 ◯議長(柳清利勝君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数36票 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち、有効投票 35票
無効投票 1票
有効投票中
17番 北世七雄君 35票
以上のとおりでございます。
この選挙の法定得票数は9票であります。
よって、17番 北世七雄君が議長に当選されました。
ただいま、議長に当選されました北世七雄君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議 場 開 鎖〕
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副議長就任あいさつ
151 ◯議長(柳清利勝君) ただいま、副議長に当選されました北世七雄君のごあいさつがございます。
〔17番(北世七雄君)登壇〕
152 ◯17番(北世七雄君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいまは、不肖私が、皆様方の温かい御指導で副議長に当選させていただきまして、この席をかりましてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
今、光栄に思う反面、副議長という重責をひしひしと感じているわけでございます。先ほど選ばれました柳清議長とともに、議長を助けて、本市の発展のために、そしてまた、本市の福祉推進のために、甚だ微力でございますけれども、誠心誠意務めてさせていただきたいと思います。
さらに、先輩各位の議員並びに同僚の議員の皆様、そしてまた市長さんをはじめ当局の関係者の皆様方には、今まで以上の御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げまして、甚だ簡単でございますけれども、就任のあいさつにかえさせていただきます。
どうもありがとうございました。(拍手)
153 ◯議長(柳清利勝君) 北世七雄君の副議長就任のごあいさつが終わりました。
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動 議
154 ◯議長(柳清利勝君) この際、12番 大井 弘君から発言を求められておりますので、これを許します。
155 ◯12番(大井 弘君) ただいま議長及び副議長の選挙が行われ、ここに新しく正副議長が選任されましたことは、大変御同慶にたえない次第でございます。
そこで、この際、議会といたしましても、恒例によりまして、退任された正副議長並びにただいま就任されました正副議長に対し、感謝とお祝いの言葉を申し上げてはいかがかと思うものでございます。
つきましては、その言葉は皆様方を代表いたしまして、太田一男さんにお願いをしてはいかがかと思いますので、この点お諮りをお願い申し上げます。
156 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
ただいまの12番 大井 弘君からの申し出のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
157 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、28番 太田一男君から、新旧正副議長に感謝とお祝いの言葉をいただくことに決定いたしました。28番 太田一男君。
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新旧正副議長に対する感謝とお祝いの言葉の贈呈
〔28番(太田一男君)登壇〕
158 ◯28番(太田一男君) 御指名をいただきましたので、議員一同を代表いたしまして感謝とお祝いの言葉を申し上げたいと思います。
まず初めに、今、定例会最終日の本日をもちまして退任なさいました前議長 村本正三氏並びに前副議長 石灰昭光氏に対しまして、深甚なる謝意と敬意を表したいと思います。
村本前議長・石灰前副議長におかれましては、昨年の6月定例会で御就任以来、今日まで、誠実なお人柄に加え、豊かな識見を持って活躍をされ、また、議会と当局とは車の両輪であるとの基本認識のもと、常に円満なる運営に配慮され、献身的に努力されたのであります。
御両氏の在任中には、長年の懸案でありました「御旅屋セリオ」がオープンしたのをはじめ、常国住宅団地の分譲、農業総合センタ-の完工、高岡文化の森・新美術館の完成、高岡スポーツコアのテニスコート並びにサッカー・ラグビー場の完成など、総合計画基本構想に掲げられた「日本海側を代表する躍動と創造のまち高岡」の建設に向けての着実な進展に努力されたのであります。
このように、強力なリ-ダ-シップを発揮され、市勢の発展に格段の努力を傾注されてこられました御両氏にとっては、残された事業に対しなお多くの心残りがあるものと拝察をいたしますが、これまでの御労苦に対し、心から御慰労を申し上げるとともに、改めて衷心より感謝を申し上げます。先ほどの村本議長の退任のごあいさつの中で、越中の高志の国の篤学のことを御披露なされ、そして感慨の多い1年間であったという言葉がそのことを象徴しているのではないかと思います。御両氏におかれましては、議長・副議長の経験を生かされ、ますます御健勝で、今後とも市勢発展のために一層御活躍くださいますようお願い申し上げます。
また、ただいま、議長に柳清利勝氏、副議長に北世七雄氏が就任されましたことは、まことに御同慶にたえず、心よりお祝いを申し上げます。
さて、21世紀を間近に控え、大きな変革期を迎えております今日、住民に最も身近な地方自治体を取り巻く情勢も大変厳しいものがあります。生活環境の整備拡充、そしてごみ処理などの環境対策、自然保護あるいは市財政の充実強化、国際化の時代における民際外交の問題あるいはゴールドプランを中心とする高齢化対策、高度情報化社会への対応、そして地域文化の振興など、住民の関心や生活が大きく変わり、そしてまたその生活に直接影響を及ぼす重要な課題が山積しているのであります。
これらの諸課題を実現するためには、国と地方との関係の見直しが今叫ばれております。地方分権を積極的に推進し、さらには住民に開かれた市政をつくるために情報公開を進めるということ。そういうことを通じて個性あふれる自主的、自立的な地方自治を確立することが必要であります。
本市にありましても、こうした大きな潮流に加え、全国都市緑化とやまフェアの開催に向けての取り組みや総合斎場の建設、市民総合福祉センタ-の建設、市民病院の改築、高岡駅前再開発など、当面する数多くの課題が残されております。
このときに当たり、議会人としての豊かな経験を有し、優れた識見、洞察力をお持ちの御両氏の手腕に寄せられる期待はまことに大きいものがございます。我々議員一同も新たな時代の要請にこたえるため、全力を尽くす所存でありますし、また、苦言を呈することもあろうかと思いますけれども、どうか正副議長におかれましては、健康に留意され、本議会の権威と存在感を市民の前に確立し、そして市勢伸展のため御尽力いただきますようお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、感謝とお祝いの言葉にかえさせていただきます。(拍手)
159 ◯議長(柳清利勝君) 本席から、まことに恐縮でございますが、一言お礼を申し上げます。
ただいまは、村本前議長、石灰前副議長、そして私ども両名に対しまして、まことに御丁重なる感謝とお祝いの言葉を賜りまして、深くお礼を申し上げます。
この上は、皆様方の絶大なる御支援と御協力によりまして、円満なる議会運営と市政の一層の発展のため、渾身の努力を尽くす所存でございますので、今後とも格別の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げる次第であります。
まことに簡単でございますが、お礼の言葉にかえさせていただきます。
どうもありがとうございました。(拍手)
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常任委員の所属変更
160 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第7
常任委員会委員の所属変更の件を議題といたします。
お諮りいたします。
常任委員会委員全員から、委員会所属変更の申し出があります。
委員会条例第7条第2項の規定により、お手元に配付してあります
常任委員会委員名簿のとおり、それぞれ委員会の所属を変更することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
161 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、お手元の
常任委員会委員名簿のとおり、それぞれ委員会の所属を変更することに決定いたしました。
常任委員会委員名簿
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┃委員会名│ 委 員 (議席順) ┃
┠────┼─────────────────────────┨
┃ │磨 伊 義 広 山 沼 成 敏 竹 沢 康 子┃
┃総務文教│中 島 司 大 井 弘 窪 田 正 人┃
┃ │村 本 正 三 土 谷 昭 大 居 斉┃
┠────┼─────────────────────────┨
┃ │二 上 桂 介 樋 詰 和 子 柴 田 陽 子┃
┃民生病院│松 井 喜 一 北 世 七 雄 室 田 正 弘┃
┃ │豊 本 剛 久 山 中 義 一 玉 井 久 雄┃
┠────┼─────────────────────────┨
┃ │杉 森 利 二 石 田 義 雄 新 田 長 正┃
┃経済消防│江 尻 正 洋 高 山 豊 次 清 都 勇 之┃
┃ │中 島 仁 一 山 元 満 夫 鶴 谷 久 男┃
┠────┼─────────────────────────┨
┃ │畠 起 也 藤 田 大 了 石 灰 昭 光┃
┃建設水道│金 森 昌 義 柳 清 利 勝 太 田 一 男┃
┃ │沢 田 英 明 山 本 繁 古 市 義 雄┃
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議会運営委員の選任
162 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第8 議会運営委員会委員の選任の件を議題といたします。
議会運営委員会の委員全員より辞任願が提出されております。
よって、この際、新たに委員の選任を行います。
163 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
議会運営委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付してあります名簿のとおり指名いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
164 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、委員は、お手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
議会運営委員会委員名簿
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 委 員 (議席順) ┃
┠─────────────────────────────────────┨
┃畠 起 也 山 沼 成 敏 中 島 司 大 井 弘┃
┃新 田 長 正 石 灰 昭 光 窪 田 正 人 中 島 仁 一┃
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港湾対策特別委員会の委員の選任
165 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第9 港湾対策特別委員会の委員の選任の件を議題といたします。
166 ◯議長(柳清利勝君) 港湾対策特別委員会の委員全員より辞任願が提出されております。
よって、この際、新たに委員の選任を行います。
167 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
港湾対策特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付してあります名簿のとおり、指名いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
168 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、委員は、お手元に配付の名簿のとおり、選任することに決定いたしました。
港湾対策特別委員会委員名簿
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 委 員 (議席順) ┃
┠─────────────────────────────────────┨
┃磨 伊 義 広 樋 詰 和 子 松 井 喜 一 清 都 勇 之┃
┃太 田 一 男 鶴 谷 久 男 山 中 義 一 古 市 義 雄┃
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高岡駅周辺整備特別委員会の委員定数の変更及び委員の選任
169 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第10 高岡駅周辺整備特別委員会の委員定数の変更及び委員の選任の件を議題といたします。
170 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
高岡駅周辺整備特別委員会の委員定数を9名に変更いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
171 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、高岡駅周辺整備特別委員会の委員定数を9名に変更することに決定いたしました。
172 ◯議長(柳清利勝君) 高岡駅周辺整備特別委員会の委員全員より辞任願が提出されております。
よって、この際、新たに委員の選任を行います。
173 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
高岡駅周辺整備特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付してあります名簿のとおり、指名いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
174 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、委員は、お手元に配付の名簿のとおり、選任することに決定いたしました。
高岡駅周辺整備特別委員会委員名簿
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 委 員 (議席順) ┃
┠─────────────────────────────────────┨
┃山 沼 成 敏 杉 森 利 二 大 井 弘 江 尻 正 洋┃
┃高 山 豊 次 室 田 正 弘 土 谷 昭 沢 田 英 明┃
┃玉 井 久 雄 ┃
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市民総合文化広場特別委員会の委員の選任
175 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第11 市民総合文化広場特別委員会の委員の選任の件を議題といたします。
176 ◯議長(柳清利勝君) 市民総合文化広場特別委員会の委員全員より辞任願が提出されております。
よって、この際、新たに委員の選任を行います。
177 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
市民総合文化広場特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付してあります名簿のとおり、指名いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
178 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、委員は、お手元に配付の名簿のとおり、選任することに決定いたしました。
市民総合文化広場特別委員会委員名簿
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 委 員 (議席順) ┃
┠─────────────────────────────────────┨
┃藤 田 大 了 二 上 桂 介 竹 沢 康 子 柴 田 陽 子┃
┃金 森 昌 義 村 本 正 三 大 居 斉 山 本 繁┃
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庄川右岸水害予防市町組合議会議員補欠選挙
179 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第12 庄川右岸水害予防市町組合議会議員補欠選挙を行います。
180 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
181 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
182 ◯議長(柳清利勝君) 次に、お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
183 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
184 ◯議長(柳清利勝君) 庄川右岸水害予防市町組合議会議員に、
高岡市姫野 845番地 中島仁一君
高岡市西藤平蔵1554番地の7 橘 澄夫君
を指名いたします。
185 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
ただいま、議長において指名いたしました2名の諸君を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
186 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました2名の諸君が庄川右岸水害予防市町組合議会議員に当選されました。
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小矢部川下流水害予防市町村組合議会議員補欠選挙
187 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第13 小矢部川下流水害予防市町村組合議会議員補欠選挙を行います。
188 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
189 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
190 ◯議長(柳清利勝君) 次に、お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
191 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
192 ◯議長(柳清利勝君) 小矢部川下流水害予防市町村組合議会議員に、
高岡市川原町6番21号 山沼成敏君を指名いたします。
193 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
ただいま、議長において指名いたしました山沼成敏君を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
194 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました山沼成敏君が小矢部川下流水害予防市町村組合議会議員に当選されました。
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高岡市・福岡町総合斎場組合議会議員補欠選挙
195 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第14 高岡市・福岡町総合斎場組合議会議員補欠選挙を行います。
196 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
197 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
198 ◯議長(柳清利勝君) 次に、お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
199 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
200 ◯議長(柳清利勝君) 高岡市・福岡町総合斎場組合議会議員に、
高岡市内免2丁目2番58号 二上桂介君
高岡市醍醐1360番地 松井喜一君
を指名いたします。
201 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
ただいま、議長において指名いたしました2名の諸君を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
202 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました2名の諸君が高岡市・福岡町総合斎場組合議会議員に当選されました。
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高岡地区広域圏事務組合議会議員補欠選挙
203 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第15 高岡地区広域圏事務組合議会議員補欠選挙を行います。
204 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
205 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
206 ◯議長(柳清利勝君) 次に、お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
207 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
208 ◯議長(柳清利勝君) 高岡地区広域圏事務組合議会議員に、
高岡市本町1番16号 畠 起也君
高岡市戸出町3丁目10番5号 大井 弘君
を指名いたします。
209 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
ただいま、議長において指名いたしました畠 起也君、大井 弘君、以上2名の諸君を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
210 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました2名の諸君が高岡地区広域圏事務組合議会議員に当選されました。
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射水地区広域圏事務組合議会議員補欠選挙
211 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第16 射水地区広域圏事務組合議会議員補欠選挙を行います。
212 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
213 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
214 ◯議長(柳清利勝君) 次に、お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
215 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
216 ◯議長(柳清利勝君) 射水地区広域圏事務組合議会議員に、
高岡市上牧野25番地の13 石灰昭光君
を指名いたします。
217 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
ただいま、議長において指名いたしました石灰昭光君を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
218 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました石灰昭光君が射水地区広域圏事務組合議会議員に当選されました。
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農 業 委 員 の 推 薦
219 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第17 農業委員会委員の推薦の件を議題といたします。
本件は、議会推薦の農業委員である中島仁一君の辞職に伴い、その後任の委員を推薦するものであります。
地方自治法第 117条の規定により、24番 村本正三君の退席を求めます。
〔村本正三君退席〕
220 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
推薦の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
221 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
222 ◯議長(柳清利勝君) 農業委員会委員に、
高岡市大坪町1丁目5番12号 村本正三君
を指名いたします。
223 ◯議長(柳清利勝君) お諮りいたします。
ただいま、議長において指名いたしました村本正三君を農業委員会委員に推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
224 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました村本正三君を農業委員会委員に推薦することに決定いたしました。
24番 村本正三君の入場を認めます。
〔村本正三君入場〕
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閉会中の継続審査の件
225 ◯議長(柳清利勝君) 次に、日程第18 閉会中の継続審査の件を議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、それぞれの所管事項の調査について、お手元に配付いたしました継続調査事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
本件は、各委員長からの申し出のとおり、継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
226 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、各委員長からの申し出のとおり、所管事項の調査につきましては、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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閉会中継続調査事件一覧表
議会運営委員会
1 次期定例会又は臨時会の日程等議会の運営について
2 会議規則、委員会条例等議会関係の条規の制定、改廃について
3 議長の諮問に関する事項について
総務文教常任委員会
1 市政の総合企画について
2 財政計画及び財政運営について
3 市税その他財源の確保について
4 義務教育内容の充実及び教育施設の整備について
5 社会教育及び社会体育について
6 文化振興及び文化財の保護について
7 その他総務文教所管に関する事項
民生病院常任委員会
1 社会福祉及び児童
福祉対策について
2 老人福祉及び老人医療について
3 国民健康保険及び国民年金について
4 保健衛生及び救急医療について
5 公害対策及び交通安全対策について
6 清掃事業について
7
市民病院事業について
8 その他民生病院所管に関する事項
経済消防常任委員会
1 商工業の振興について
2 勤労者対策について
3 観光対策について
4 農林水産業の振興について
5 農業生産基盤の整備について
6 消防対策について
7 その他経済消防所管に関する事項
建設水道常任委員会
1 道路及び橋梁の整備、維持について
2 住宅対策について
3 都市計画について
4 土地区画整理事業について
5 公園の整備及び緑化の推進について
6 下水道事業について
7 水道事業について
8 その他建設水道所管に関する事項
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議 長 あ い さ つ
227 ◯議長(柳清利勝君) 以上で、本日の日程は、全部終了いたしました。
今期6月定例会を閉会する当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今期定例会は去る15日に開会以来、本日まで活発な審議が行われ、ここに全案件を議了し、無事閉会の運びとなりましたことは、まことに御同慶にたえない次第であります。
この間、各位におかれましては、議事の円滑な運営に種々御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
閉 会
228 ◯議長(柳清利勝君) これをもちまして、今期定例会を閉会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
229 ◯議長(柳清利勝君) 御異議なしと認めます。
よって、平成6年6月高岡市議会定例会を閉会いたします。
なお、本会議終了後、組織委員会を順次開催いたしますので、よろしくお願いいたします。
────────────・─────────────・────────────
閉会 午後4時32分
地方自治法第 123条第2項の規定により署名する。
高岡市議会議長
高岡市議会議長
高岡市議会副議長
高岡市議会副議長
会議録署名議員
会議録署名議員
会議録署名議員
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